自分のイメージを演じられない
多くの人が陥るワナとは?
台本を読んでいくと、イメージがわいてきます。
でも、実際に演技をしてみると、イメージとは全くかけ離れた演技になってしまう。
感情もうそ臭い。
自分のイメージと、実際に自分がやっている演技とのギャップ・・・
そういった事に悩んだことはありませんか?
実は、この悩みはあなただけではありません。
多くの人が抱える悩みなのです。
「でも、どうした良いのかわからない・・・」
それがあなたの本音かもしれません。
演技教師や演出家に聞いても、抽象的なコメントはくれても、具体的に何をすれば解決するのかを教えてくれる人はほとんどいないでしょう。
あなたは運の良い人です!
なぜなら、今からその原因と対処法を知ることができるからです。
原因その① 俳優の楽器が硬いから
俳優としての楽器が硬いことがそもそもの原因です。硬いというのは、体の柔軟性ではありません。
思っていること、感じていること、考えている事が自然なコースを通って、「自然に」目や表情、声やしぐさに影響される俳優の楽器が整備されていていることが「俳優の楽器が柔らかい」と言います。
もしかしたら、あなたは、そんなことを教えてもらった事が無いし、訓練したことも無いなどと悔しがるかもしれません。
でも、そんな必要はありません。
なぜなら、その必要性も、楽器の訓練の仕方も教えられてきていないだけだからです。
その方法を知り、訓練をすれば、俳優の楽器は誰でも良くなります。
そして、役に必要な感情もうまくガイドしていけるようになります。
原因②自分のイメージを演技で説明しようとしているから
まさに「説明型の演技」の典型です。
自分の頭の中だけで作ったイメージを、どうにか表現しようとしているからです。
イメージやアイディアを説明するような演技は、はじめて見る人にはわかりやすいかもしれませんが、やがて新鮮味も面白味も無くなります。
本当の演技は「モーメント・モーメント」(瞬間・瞬間)で生まれるものです。
その為には、あなた自身が役の人生に入り込み、役として考え、感じ、行動ができるようにアプローチしていくことが大切です。
表面的なアプローチでは、演技も表面的にしかなりません。
このセリフはこう言おう、こういう感情で言おう、こういう動きをしよう、というアイディアで自分をがんじがらめにしていると、どんどん説明型の演技の悪い方へハマっていきます。
俳優の楽器の訓練と正しい役へのアプローチ
この2つを意識して訓練することで、あなたの縁gには飛躍的に良くなっていくことでしょう。
本来の演技レッスンはそうあるべきなのですが・・・