感情は込めるものではない
感情は作るものではない
演技というと、よく聞かされるのは「感情を込める」という表現。
学校の演劇部はもちろん、劇団やプロ養成所にいたるまで「感情をもっと込めて」「感情を表現して」「感情を作って」という言い方をします。
気がついたかもしれませんが、この考え方は「説明型の演技」です。
形で表現して説明しようとしている演技です。
参考までに、ハリウッドをはじめとす海外のトップレベルの俳優達を含めて、中堅クラスの俳優達は「感情を込める」という表現は使いません。
逆に「感情を込めるってどういうこと?」と聞き返されてしまいます。
それはなぜか?
「感情は生まれるものであって、決して作り出せるものではないから」です。
あなたは、普段、感情を作って生活をしていますか?
友達と話す時「喜んだ感じで」話そうと決めて話していますか?
両親と話す時「もじもじした感じで」話そうと決めて話していますか?
NOですよね。
では、なぜ演技ではそうするのでしょう?
不思議ではありませんか?
感情は、何かの刺激に対して自然に生まれてくるものです。
ということは、作った感情というものは、本物ではありません。
不自然なものです。
形だけなので深みがありません。
本来は、必要とされている感情があるのなら、何に反応して、その感情が生まれるのだろう?とアプローチしていくものです。
ただし、この本物の感情をコントロールするには「俳優の楽器」の訓練が必要不可欠です。
これなくして良い演技は生まれません。
ハリウッドの俳優達は、この「俳優の楽器」を手に入れる為に必死に訓練をします。
ハリウッドのトップレベルの俳優達は、この「俳優の楽器の訓練」を徹底的に行ってきた人たちです。
なぜ、そこまでしてハリウッドのトップレベルの俳優達は「楽器の訓練」にこだわるのか?
そして感情が生まれるようにコントロールする為には、どうしたら良いのか?
これを具体的にまとめましたので、以下のメルマガで続きをご覧ください。