演技を上達させるコツ
深い演技をするためには?
演技はどうやったら上達するのか?
多くの役者がとても気になるテーマだと思います。
考えてみてください。
どうやったら演技が上達すると思いますか?
「人の観察?」
「発声練習?」
「ダンスの振り付け練習?」
「上手な人のモノマネ?」
「映画をたくさん観る?」
実は、あまりに漠然としていて、わからないと思います。
以上に挙げた答えは「説明型の演技」をやる人が答える内容ではないでしょうか?
しかし、形だけどんなに取り繕っても、演技は深くなっていきません。
それこそ、観客の心を鷲づかみにして離さないという演技には程遠いのです。
「では、どうすれば良いのか?」
結論から言うと、「俳優の楽器の訓練」と「シチュエーション」です。
ピアノの演奏に例えてみましょう。
まず、ピアノ自体がしっかりと整備され、調律されて正しい音が出せなければコンサートには出せません。
そして、ピアノ奏者も、その作品をしっかりと理解し、魂を込めてミスのない演奏ができなければ、プロの奏者とは言えませんし、感動を与える事もできません。
どんなにプロの奏者でも、調律が全くされていないピアノでは良い演奏はできません。
逆にどんなに名器と言われるピアノであっても、それを弾きこなす知識も経験も訓練も積んでいなければ、良い演奏はできません。
これは、演技にも当てはまります。
ピアニストにおけるピアノというほは、俳優自身の肉体です。
緊張をコントロールして、人前でリラックスできる肉体。
台本の世界を本当に信じられる想像力。
作品の中の集中すべきものに的確に集中できる集中力。
感情を恥じることなく、全てをオープンにできる感情の解放。
そういった肉体です。
そして、それを弾きこなす奏者にあたるのが「シチュエーション」と呼ばれるもの。
役の状況、人間関係、人生経験、悩みなどを理屈ではなく、魂で役と自分を結びつける事ができ、深いレベルでそれを体験できる能力です。
もしかしたら、あなたは難しいと思ったかもしれません。
でも、実は誰にでもできるのです。
そしてそれさえやれば、誰もが良い演技ができるようになります。
そう。
気がついたらみんなが「どうやったらそんな演技ができるの?」と不思議に思われるくらいに・・・
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