演技講師の選び方

あなたの演技上達は講師次第

あなたが演技を教わる講師次第で、あなたの演技の成長、その早さは変わっていきます。

せっかく養成所へ入っても、講師がおざなりな事しか教えず、質問すると「自分で考えろ」という答えが返ってくる。

そして、自分なりに考えてやってみせても、また同じようなダメ出しをもらう。

 

講師はダメ出しするだけして、具体的なアプローチや何が演技上達に必要なのかを教えない。

そしてできなければ、「センスが無い」「才能が無い」と言われる。

 

これはとてもおかしな事だと思うのです。

あなたにセンスが無いわけでも、才能が無いわけでもありません。

単に本当に必要なことを教わっていないだけです。

 

養成所や演技学校に通った時に、演技について特に専門的な勉強をしてきたわけではない人が教えている事がよくあります。

ある所では、元歌手だとか、ダンサー、とか、元ADだったと言うような人が演技を教えているということもあるようです。

 

ダメ出しするだけで「あとは自分で考えろ」と言うだけなら、演技教師は誰でもできます。

 

本来、演技講師は、生徒の力を伸ばして足りない所を指摘して、具体的に何をどうアプローチしていくかを教えなければなりません。

ただ、残念ながら現在の日本の演技講師は、ダメ出しはできるけれども、具体的なアプローチを教えられる人が少ないというのが現状です。

感覚論、抽象論でしか教えられない人がほとんどです。

 

多くの人が「目に見える形だけを整える演技」を教えるので、最終的には「深みの無いサラッとした演技」「浅くて何も残らない演技」がたくさん生まれてくるのです。

結局、学芸会っぽい演技、うそ臭い演技、勢いだけのエキセントリックな演技が量産されることになります。

 

もちろん、あなたがそういった演技を望んでいるのであればそれでも良いのですが、無駄な時間とお金を使わずに「本当に演技力をつけたい」と思ったら信頼できる講師を選ぶ事を真剣に行ってください。

 

選ぶ時の基準をご紹介します。

①その講師は誰からどれくらい学んできたか

その講師は、どういった先生からどのくらいの期間、演技を学んできたかということが重要です。有名な先生の元で演技習得をしたと言っても、実は期間が半年や一年だけだったということもザラです。

中には、本を読んで我流で勉強したと言う人もいます。

あなたが本当に演技力を付けたいのであれば、しっかりした方法、しっかりした教師から学んできた講師を選びましょう。10年以上の積み重ねがある人がオススメです。

 

②レッスン内容は具体的か

発声練習や早口言葉、ダンスやストレッチ、体操などといったものは、身体作りの練習には最適で必要不可欠ですが、「実際の演技力をつける」という目的から見ると効果はありません。

それ以外に何を軸として演技力向上のレッスンを行うのか。これを見極めてください。

 

③説明型か体験型か

もし、あなたが「深みのある自然な演技」を目指したいのであれば「説明型の演技」を教える所よりも「体験型の演技」を教える所を選ぶのが近道です。

「説明型」は見た目重視、声や表情、動きを作って台本の内容を演技で説明する演技方法です。

体験型」は、ハリウッドの演技スタイルにも代表されるように、役者自身が役として生きて、本当にその世界を体験する演技です。深い演技と、観客の心を鷲づかみにする演技です。

この二つの違いを理解し、その講師がどちらの方向を目指しているのかを見極めて下さい。

 

以上、この3つの観点からあなたに合った演技講師を探してみてください。

 

 

演劇ワークショップ無料サイト特典・完全無料の演技力向上メールセミナー

» インデックスページに戻る