演劇ワークショップめぐりはするな
情報が多すぎると混乱する
演劇ワークショップを開催していると、いろいろな人が来ます。
純粋に演技力をつけたいと言う人、
自分の悩みを解決したくて苦しんでいる人、
とにかく演技というものに触れて自分を高めたい人
いろいろいます。
その中で、いろいろな短期の演劇ワークショップめぐりをしている人もいます。
自分にあう講師を見つけるために演劇ワークショップめぐりをするのは大いに結構ですが、「演技力を高める」という観点から考えると、演劇ワークショップめぐりはやや危険です。
なぜなら、情報が多すぎて混乱するからです。
講師によってそれぞれ主義主張、大事とするものが若干異なります。
あっちの先生はAが大事だと言っていた。
でもこっちの先生はBが大事だと言っている。
そうすると情報の混乱が起こり、頭で処理するのに時間がかかります。
また、あれこれ短期の演劇ワークショップめぐりをしても、本当の演技力はつきません。
なぜなら、短期の演劇ワークショップで教えられる内容は、時間の関係上浅い部分しか教えられないからです。
ということは、つまり深い部分で演技をする方法を知らずにずっといるということになるのです。
もし、あなたが「この先生だ!」「信頼できる先生だ」と思ったら、
しばらくの間その先生の話だけを聞くようにしてください。
他の情報は遮断してください。
そしてその先生からの課題を徹底的に行ってください。
その先生が通常の演技レッスンのクラスを開いていたら、積極的に参加してください。
そして、そのうちに足りない部分、得たい部分が出てくると思いますので、その時にその状況にあったベストの先生を探し学ぶ事です。
実はこれは一番近道でトータルで考えると、時間もお金もかからない方法です。
自分の目的は何か?
その演劇ワークショップで何を得たいのか?
どんな問題を解決したいのか?
それをしっかりと明確にした上で演劇ワークショップを受講する事をオススメします。